謎のR36Sを購入したのでレビュー!4000円で買えるPSPまで遊べる激安中華ゲーム機!コスパ最強エミュレーター機!

販売会社がハッキリしない謎の中華ゲーム機「R36S」。

とにかく安くて、とにかく海外で人気なエミュレータ機だ。

しかし、日本で紹介をしているWEBサイト等は非常に少なく、これまた謎が多い製品である。

謎が多いと、どうしても自分の手で触って確かめたくなるのは、中華製品好きにとっては性と言ってもいい。

ということで、海外で大人気なR36Sを購入してみたので紹介をしたいと思う。

販売ストア

R36Sですが、自分はこのAliExpressの商品を購入をしました。

販売価格は通常だと6,000円台が多く、セールになると4,000円弱で購入できることもあります。

AliExpressを使ったことが無いという人は、初心者向けにコチラのページで解説しています。

http://ninjin-game.com/aliexpress/

スペックと特徴

カラークリアブラック /クリアパープル / ホワイト
スクリーン3.5インチips ocaフルラミネートmipiスクリーン640*480
CPUrk3326、64ビットクアッドコアCortex-A35 cpu、最大1.5GHz
GPUMali-G31MP2 (520mhz) 、opengl es 3.2をサポート
RAMddr3l,1GB
ストレージ
システムLinux
WIFI/Bluetooth
ゲームPSPまでの主要なゲームが動く
言語日本語非対応(英語)
スピーカー 内蔵8wキャビティスピーカー
TFカードTFカード:16g-256g、TF1、TF2のデュアルスロット
バッテリー3500mah、駆動時間:8時間、充電時間:2時間
充電5v/2a
その他の機能2.4GType-c充電インターフェイス、Type-C-OTGデータポート、ヘッドフォン: 標準3.5mmポート
付属品USB充電ケーブル、ボックス、説明書、スクリーン プロテクター
コンソールの仕様長さ 12cm幅8.5cm高さ 2.1cm重量  194 g

開封

内容は、本体、充電用USBケーブル、説明書、クリーニングシート。

説明書は英語で書かれているのですが、一通り目を通した方がいいでしょう。

特に、記載されているショートカットキーについては覚えておいた方がいい。

本体外観

R36Sは、本体下部の両端にジョイスティックを搭載しています。

そのため、GB系の十字キーがメインとなるゲームの他に、PSPなどジョイスティックが必要となるゲームを快適に遊ぶことが可能です。

ジョイスティックの反発は弱めで、ジョイスティックの動きは少し固いように感じます。

ジョイスティックは押し込みにも対応。

十字キーは押した感じがあまりしないため、自分としてはちょっと使いづらい。

でも、ゲーム中は気にならないので許容範囲ということでしょう。

セレクトボタン、スタートボタン、ファンクションボタンは、安っぽくて大きなカチッ!カチッ!っという音がする。

これに関しては、音が大きくて気になり過ぎるので改善して欲しい。

ABXYボタンは静かな押し心地で、ゴムを押しているような柔らかくてポコポコした感じ。

高級感は少ないですが、ABXYボタンの質感は悪くありません。

右サイドには、音量ボタンとシステム用のmicorSDカードスロット。

左サイドには、電源ボタン、リセットボタン、追加のmicroSDカードスロットがありました。

サイドのボタンは、浅くて固いプチプチとした押し心地。

正直押しにくいのですが、ここのボタンが押しやすいと誤作動の原因にもなるので仕方ないのだと思う。

頻繁に使うボタンではないので、気にするポイントでは無い。

本体下部には、USB-Cが2つ、イヤホンジャック。

本平面には、L1R1、L2R2ボタン、バッテリー収納部があった。

バッテリー収納部は簡単に開きますが、爪の部分が硬くて割れそうなので頻繁に開けるのはやめた方が良さそう。

LRボタンですが、こちらも音が大きい。

正直、うるさい。

硬くて、中心にプチっとした押し心地を感じ、プチっと感と同時に「カチッ」と低い大きな音が鳴る。

R36Sは、静かな場所での使用には向いておらず、自室でのゲームプレイ、賑やかな場所でのプレイに向いていそうです。

サイズ・重さ

R36Sのサイズは12 x 8.5 x 2.1 cm。

感覚的には、2.5インチのハードディスクを持っているのに近い。

重さは194 g。

本体サイズの割には軽いと感じる重量で、良く言えば疲れない、悪く言えば少し安っぽく感じる。

縦幅はニンテンドーDS Liteの横幅と似ている。

なので、R36S はニンテンドーDS Lite より少し大きいぐらいなイメージでいいと思う。

画面

R36Sの画面サイズは3.5インチ。

以前に紹介をしたRG35XX H と同じ画面サイズだ。

しかし、不思議とRG35XX H よりも大きく感じる。

これは縦型のゲーム機というデザインが影響していそう。

画面の視野角や発色は良好で、とてもキレイな画面だと思う。

とても4,000円以下で購入したゲーム機とは思えないレベルだ。

気になったのは、表示された映像に色の白飛びが発生している場面があったので、ダイナミックレンジは狭いのかもしれない。

システム

R36SのOSはLinuxで、ArkOSがインストールされていた。

起動をすると遊ぶゲームの種類をすぐに選べるので、戸惑うこと無くすぐに遊び始められると思う。

日本語に対応していないのがツライところだが、中学生ぐらいの英語ができれば大体困らないはず。

ファームウェアの更新について

ファームウェアの更新については少し厄介で、ArkOSはWi-Fiでのアップデートに対応となっていた。

ただ、R36SにWi-Fi機能は無いため、無線LANの子機を別途購入して繋げる必要があるようだ。

それも面倒なので、僕はネットから直接最新のArkOSをダウンロードしてmicroSDカードに書き込む方法を試した。

しかし、これが全く上手くいかない。

手順と説明通りに進めても、海外のサイトをいくつも見て複数の手法を試してみてもダメ。

起動はするが画面が真っ暗だったり、とにかく色々と試してみたが失敗が続くだけだった。

手強いぜ、R36S。

特に現状のArkOSに不満があるわけではないので、とりあえずファームウェア更新については諦めている。

4,000円以下のゲーム機にそこまで労力を使う必要は無いかなという状態です。

エミュレーター性能

対応ゲーム一覧

ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス等、色々なレトロゲームはもちろん、PSPまでのゲームが動作します。

ArkOSのアップデートに失敗しているので、PS1が自分のバージョンだと遊べない。

Wi-Fiでアップデートをしようか検討中。

実際に遊んでみた

ニンテンドーDSは全く問題無し。

快適に遊ぶことができます。

ディスプレイの発色も良くて、4,000円のゲーム機とは思えない感動がある。

問題はPSPで、まずはクロヒョウを遊んでみた。

基本的なシーンでは概ね問題はないのだが、性能の限界を感じさせるようなフレーム落ちが見て取れる。

クロヒョウのバトルパートでは、フレームスキップを2に設定しないとゲームが難しい場面もある。

逆に言うと、多少のフレーム落ちを感じる程度でPSPのゲーム自体は問題なく遊べる。

思った以上にスゴいぞ、R36S。

モンスターハンターも、普通にゲームはできる。

しかし、フレーム落ちしているのがハッキリと分かるぐらいに絶妙に動作がカクカクしている。

PSPについては、「滑らかな動作を期待しなければ全然遊べる」というギリギリのラインだ。

エミュレーターで遊ぶには

エミュレーターで遊ぶためには、ゲームデータを【吸い出す】必要があります。

吸い出しは、ゲーム機本体にCFW(カスタムファームウェア)を導入するか、ダンパーと呼ばれる機材が必要です。

PSPやPS Vita等であればCFWの導入、ゲームボーイ等であればダンパーを用意するのがいいでしょう。

ダンパーの価格は対応カセットの幅により様々ですが、AliExpress等でお安く購入できます。

AliExpressを使ったことが無いという人は、初心者向けにコチラのページで解説しています。

http://ninjin-game.com/aliexpress/

PS VitaのCFW導入については、コチラのページを御覧ください。

ゲームの吸い出しですが、吸い出しは必ず手元にあるゲームだけにしてください。

そして、手元に無いゲームのデータは必ず削除してください。

吸い出しは、あくまでゲーム機本体が手に入らなくなったり、ゲームソフト本体が劣化してきた等の場合の対応であり、あくまで個人的に楽しむものです。

違法ダウンロード、違法にアップロードは絶対にやめましょう。

使用感

まずはバックアップ

付属しているmicroSDカードだが、中華ゲーム機らしく信頼性がイマイチらしい。

ArkOSを最初からインストールするというのは難しい状況なので、まずは付属のmicroSDカードをバックアップしておこう。

バックアップは Win32 Disk Imager を使うと簡単にイメージファイルが保存できます。

これが、microSDカードが壊れた際の生命線になる。

イメージファイルの他に、念の為に各フォルダも保存しておくといいだろう。

起動速度

起動速度が良好で、電源スイッチを1秒ぐらい押すと起動して、10秒程度で起動完了します。

電源の切り方

電源の切り方は、ホーム画面で【START】ボタンを押します。

すると、メニュー画面が開くので、そこから【Quit】を選んでシャットダウンを選択すればOKだ。

念の為、電源長押しでシャットダウンをしないように気をつけよう。

ゲーム中のメニューの出し方

ゲーム中にエミュレーターのメニューを出したい場合は、L3、R3同時押しです。

エミュレーターによっては、セレクトボタンとスタートボタンの同時押しになります。

スピーカー

スピーカーは至って普通の音質に聞こえる。

そう、普通。

だからこそ、スゴいと思った。

この価格で普通のレベルのものを作るなんて。

携帯性

携帯性は良く、軽いのバッグに入れて持ち運んでもストレスが一切無い。

価格の安さ、適度に安っぽい本体の質感もあって、遠慮なく扱えるのも気に入っている。

なので、R36Sに関しては持ち運びの収納ケースなども不要だと思っています。

バッテリー

バッテリーは8時間持つとありますが、本当にそのぐらいは持っている。

バッテリーは優秀だと感じました。

ゲームの遊びやすさ

たまに、エミュレーターでキーマッピングがおかしいことがある。

僕の場合、PPSSPPで左ジョイスティックが上下左右が逆に設定されていた。

その場合はキーマッピングを再設定しなくちゃいけない。

この時、キーマッピングを失敗すると、最悪の場合はエミュレーターを操作することができなくなる。

そうなったら、事前にバックアップしておいたフォルダからエミュレーターのフォルダを探して、microSDカード上のエミュレーターフォルへ上書きして初期状態に戻してあげよう。

そんなジョイスティックだが、本体下部にあるというのが操作がしづらそうで気になっていた。

ジョイスティックを使うと、L1R1ボタン、L2R2ボタンが遠くなるので不便ではある。

しかし、使ってみると案外慣れるし、どうにかなる。

もちろん、快適という訳ではないが、問題ない範囲だと感じている。

ROMの追加

micorSDカードにROMフォルダがあり、nds、gba、pspなど、ゲームに対応したフォルダが作られています。

そのフォルダの中にゲームデータを配置してあげればOKです。

注意点としては、microSDカードはFATでフォーマットをしてあげることでしょうか。

フォーマットはI-O DATA ハードディスクフォーマッタで簡単にできます。

総括

これが4,000円前後で購入できるのであれば、もう事件と言っていいぐらいに素晴らしいことだと思います。

妥協しなくちゃいけない点はあるが、即買いして良いレベル。

PSPが遊べる性能を持つ、新品4,000円のゲーム機だなんてロマンでしかない。

ただ、6,000円ぐらいするのであれば、RG35XX H のセールを待って買った方が幸せになれそうです。

真っ当な性能を求めるならRG35XX Hで、ロマンを求めるならR36Sだ。

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