【名作レビュー】PSPのクロヒョウ 龍が如く新章は入手難易度が低めでコスパの良いオススメゲーム!中古相場が安くて面白い!

概要紹介

セガから発売された大人気の「龍が如く」シリーズの6作目。

キャラクターやシステムが新しくなったため、「クロヒョウ」という新しいゲームだと思っていいと思う。

龍が如くを遊んだことが無い人でも、このクロヒョウから遊んで全然大丈夫。

「暴力」がテーマとなった作品で、アクション要素に加えてドラマ性を強く持たせたゲームになっている。

発売時期

2010年10月22日発売。

定価は5,980円。

PSP the Best 版では、定価1,800円となっている。

中古価格

クロヒョウの価格は非常に安く、中古だと300円前後で購入できることも少なくない。

Amazonやフルマアプリでも未だに気軽に購入が出来るため、入手難易度はかなり低め。

価格チェックの参考までにAmazonの商品ページはコチラ

先にいうと、クロヒョウはとても面白いゲームだ。

そのゲームが中古相場で300円前後ということで、ゲーム好きなら一度は遊んでみていいはず。

遊ぶ前と遊んだ後の印象

遊ぶ前と遊んだ後で、ゲームに対する印象がどう変わったかもお伝えしておきたい。

何故なら、このゲームのテーマは「暴力」で、僕は「暴力」というテーマがあまり好きではない。

僕と同じような人は、その理由でクロヒョウのプレイを避けてきた人いるかもしれない。

それぐらい誤解を生みやすい作品でもあるので、プレイ前後の印象の差は知っておいて損はないと思う。

遊ぶ前の印象

アウトローで、「悪」を盛り込んだ作品な印象。

暴力をより身近にして、社会悪を肯定するもの。

バイオハザードのような「やむを得ない暴力」という世界観ではなくて、「好き好んで振るう暴力」というイメージ。

極道モノかな?というぐらいに思っていました。

遊んだ後の印象

「暴力」ではあるが残虐性は無く、格闘ゲームのような感覚と、不良ドラマを観ている感覚に近かった。

殺伐とした感じもなく、ギャグ要素やポップな要素もあって、思ったよりもとっつきやすいゲーム。

遊んでいる人に不快感を与えない絶妙な表現やストーリーが非常に上手で、クオリティの高さが光る作品。

っという感じで、ここまでゲーム前後で印象が変わるものも珍しいと感じた。

ゲームシステム

ストーリー

ストーリーは、神室町という街が舞台。

そこで主人公である「右京龍也」が事件を起こし、地下格闘場で戦いを強いられるというのが始まり。

人を信じず、暴力で生きていた右京龍也が、幸か不幸か、地下格闘場から繋がる出会いで人生が大きく変わっていく物語。

システム

ゲームは、ストーリーパート、バトルパート、探索パートの3つで構成されています。

ストーリーが主軸となり、バトルで話が進む。

探索パートではサブストーリーがあったり、レベル上げ、人間関係が深くなっていくのが知れたり、息抜きなど、ストーリーとバトルをより楽しむための要素が詰め込まれている。

操作感

操作は簡単で、バトルでは□でパンチ、△でキック、◯で掴み、☓で回避、□ or △長押しで必殺技。

という風に、単純なもの。

探索パートでも街のマップが用意されており、次にどこに行けばいいのかが分かるようになっている。

ゲームを遊ぶ間隔が空いたからといって、操作を忘れたり、目的地が分からずに困るということは無いはず。

グラフィックのクオリティ

ストーリーパートの独特な画風、神室町という街の構築、PSPでこれだけのグラフィックを実現できているのは素晴らしいと思う。

これは、2024年現在で遊んでも物足りなさを感じることはなかった。

やりこみ要素・ボリューム感

ボリュームについては、街の探索パートをシッカリやっていくと結構なものになりそう。

しかし、探索パート自体が楽しいので「作業ゲー」のようにならないのは非常にポイントが高い。

バトルが好きであれば相手がいないか探して楽しんだり、お金を貯めるためにアルバイトをしたり、修行をしたり、自分のやりたいようにやれる楽しさがある。

街で起こるサブストーリーで「神室町」がどんなところなのかを知れるのも楽しく、それがメインストーリーにも関わってくる。

結局のところ、この話は「神室町」が中心にあり、それを知るための探索パートがやりこみ要素として挙がってくる感じだろう。

ゲーム自体はサクサク進んでいくので、無駄に長い時間を過ごすことはありません。

突如として発生するミニゲームも、ゲームの良いアクセントになっている。

ココが面白いポイント

見どころは、ストーリーパート。

フルボイスでストーリーを楽しめます。

このストーリーパートのクオリティが高いからこそ、バトルパートに意味を感じ、探索パートにちょっとした安息と日常を感じることが出来る。

これこそが、一本の映画を観ている感覚になれる上に、ちゃんとゲームとして成立しているポイント。

ゲームソフトが一つの「エンターテイメント作品」になっているので、次のストーリーへ進めるのが楽しくて仕方がない。

不良映画を少しでも観る人であれば、間違いなく楽しめるはずだ。

戦いを通して縁を結んでいくという展開も胸アツです。

ココがイマイチなポイント

ストーリーパートが非常に面白くて良いのだが、だからこそ残念なのが声優陣。

ほとんどのキャラクターがセリフ棒読みで、没入感が低下する原因になっている。

ゲームシステムでいうと、ストーリーパートのムービースキップが出来ないのがツライ。

ムービーは意外と長いので、スキップして時間があるときに後から観るという機能があっても良かったと思う。

遊べるゲーム機について

本ゲームはPSP専用タイトルになっている。

中古でソフトを購入したら、必ずPSPが必要になります。

RG35XX H とR36Sでの動作

RG35XX H と R36S ですが、PSPよりも画面が小さい上に画面の発色も良いため、PSPで遊ぶよりもグラフィックがキレイに見えた。

画面サイズの小ささがメリットになるので、3.5インチという画面サイズはレトロゲームを遊ぶ際には絶妙なのだと実感した。

クロヒョウは、そこまで重いゲームではありません。

処理が重いポイントは「バトル開始前」「バトル決着時」だけ。

バトルが始まると処理は軽くなるので、「バトル前後」の処理が重いというのは不思議であり、助かる部分です。

RG35XX Hでは、念の為フレームスキップを【1】にしてプレイをして、非常に快適に遊べています。

R36Sでは、フレームスキップを【2】にして、少しカクツキが気になりつつ問題なく遊べている。

何なら、Macbook Air 2015 にPPSSPPをインストールして解像度を上げてプレイをしてもクロヒョウは快適に動作するぐらいの軽さ。

レトロゲームはエミュ機がオススメ

レトロゲームを遊ぶのであれば、今ならANBERNIC RG35XX H がオススメ。

コスパが非常に良くて、PSPまでが動作するエミュ機です。

画面もキレイですし、作りが非常に良いので価格以上の高級感がある。

詳しくは、以前の紹介記事を参考にされてください。

安心を求める人は、公式サイトから購入されてください。(本体価格+送料がかかります)

お安く購入したい場合、AliExpressのセール時に購入するのがオススメ。

AliExpressを使ったことが無いという人は、初心者向けにコチラのページで解説しています。

http://ninjin-game.com/aliexpress/

急ぎの場合は日本のAmazonでも購入して良いと思います。(製品ページはコチラ

エミュレーターで遊ぶには

エミュレーターで遊ぶためには、ゲームデータを【吸い出す】必要があります。

吸い出しは、ゲーム機本体にCFW(カスタムファームウェア)を導入するか、ダンパーと呼ばれる機材が必要です。

PSPやPS Vita等であればCFWの導入、ゲームボーイ等であればダンパーを用意するのがいいでしょう。

ダンパーの価格は対応カセットの幅により様々ですが、AliExpress等でお安く購入できます。

AliExpressを使ったことが無いという人は、初心者向けにコチラのページで解説しています。

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PS VitaのCFW導入については、コチラのページを御覧ください。

ゲームの吸い出しですが、吸い出しは必ず手元にあるゲームだけにしてください。

そして、手元に無いゲームのデータは必ず削除してください。

吸い出しは、あくまでゲーム機本体が手に入らなくなった、ゲームソフト本体が劣化してきて壊れそう等の場合の対応であり、あくまでレトロゲームを個人的に楽しむものです。

違法な受け渡し、違法な販売・購入、違法ダウンロード、違法にアップロードは絶対にやめましょう。

総括

クリア後の感想

クロヒョウは、プレイしてみて良かったと思えるゲームだった。

バトルパートはちゃんと格闘ゲームになっているし、エンディングのストーリーの余韻も素晴らしかった。

少し落ち着いたら、探索パートで放置していたミッションに手を付けてみてもいいかもと思っている。

いつか、再プレイしようと考えている。

まとめ

ストーリーの作り込み、バトルパートの完成度の高さ、探索パートとの関わり方、全てが高い次元にまとまっている。

名作と言って問題ないだろう。

これが中古市場で格安で出回っているというのが信じられないぐらい。

手に入るうちに、手に入れておいていいと思います。

ただし、幅広い人にオススメできるかというと、やはり「暴力」が関わるテーマなので人は選ぶジャンルだと感じる。

つまり、ポジティブに言うと、男性であればプレイしよう!だ。

という、力と信念を感じる「漢」があり、軽いセクシー要素がある「男」な内容です。

対象年齢

中学生~大人

オススメ度

★★★★☆

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