【駄作レビュー】PSPの交響詩篇エウレカセブンは誤解を恐れずに言うのであれば とても残念なゲームだと評価する

概要紹介

大人気TVアニメ版の「交響詩篇エウレカセブン」が初めてゲーム化された作品。

エウレカセブンというと、アナザーストーリーの印象が強い。

しかし、本作はTVアニメのストーリーに沿った内容になっている。

ボイス収録も多く、アニメファンに向けた作品であると思われる。

発売時期

2006年4月6日発売。

定価は5,040円。

2024年現在の中古市場では300円前後で購入が可能です。

Amazonでも購入が可能であり、入手難易度は低め。

価格の参考に、Amazonの商品ページを貼っておきます。(商品ページ

遊ぶ前と遊んだ後の印象

遊ぶ前の印象

アニメを忠実に再現したストーリーで、ボイス収録もあるため、アニメファンにはたまらない作品。

LFOを自分で操作できる爽快感が味わえそうで楽しみ。

あのときの感動と懐かしさをトレースできるのではとワクワク。

遊んだ後の印象

ストーリーが見事に端折られており、アニメファンだと残念に感じるし、アニメを見ていない人にはストーリーが理解できない。

ストーリー進行の間にミニゲームが挟み込まれていて、そこでLFOを操作するゲームもある。

ただ、このミニゲームが全く面白くない。

ボイス収録は最高。

ゲームシステム

ゲームは紙芝居のようにストーリーが進んで行くのがメインとなる。

ストーリー進行中は、基本的にフルボイス。

ストーリーの進行の間に、「探索パート」「ミニゲームパート」の2つが盛り込まれています。

探索パートでは人探しやキャラクターとの会話がメインとなる。

その際に、ミニゲームが発生したりもする。

ステージ数

アニメの26話までがベースの内容として収録されています。

操作感

操作は非常に簡単で快適です。

移動するか、ボタンを押してキャラクターに話しかけるか。

基本的にはそれだけです。

グラフィックのクオリティ

アニメのシーンが静止画として表示されるので、グラフィックのクオリティについては言及しなくてもいいかと思います。

探索パートは3D表示ですが、悪く無いクオリティだと思います。

やりこみ要素・ボリューム感

紙芝居でストーリーが進行するのがメインであり、それが全体の8割以上を占めるので、やりこみ要素は無し。

ひたすらストーリーを追いかけるものになっています。

26話まで収録されているので、ボリューム感としてはまあまあという印象です。

ココが面白いポイント

紙芝居とはいえ、純粋にエウレカセブンのストーリーを追いかけられるのはファンとしてはとても嬉しい。

ゲームのオープニングでは、アニメのオープニング映像がフルで流れるので気分がめちゃめちゃ上がります。

セリフも膨大に収録されているので、まるでアニメのダイジェストを観ている気分になる。

エウレカセブンの素敵なポイントは、このストーリーパートとアニメーションに全振りしているといってもいい。

ココがイマイチなポイント

ストーリーパート

アニメーションも少しはあるが、大部分は静止画で紙芝居で進んでいく。

しかも、話がダイジェスト以上に省かれていて、エウレカセブンを知らない人からすると絶対に内容を理解できないはず。

ゲーム開始数分で挫折することだろう。

話の流れを無視したかのように次の話が進んでいくので、非常に雑なストーリー進行である。

探索パート

探索パートに意味が無いように感じる。

むしろ、歩き回っている時間が無駄。

ただ歩き回って、色々な人に話しかけて、話を進めるためのキーパーソンを探す作業。

たまに、話しかけた人にミニゲームを挑まれる。

この流れもよく分からず、時間が無駄だと感じる。

ミニゲームパート

ストーリーパートの間にミニゲームが挟み込まれているが、これが全くもって面白くない。

ストーリーとの関連性もほぼ無く、単調なものとなっている。

具体的には、LFOで戦うゲームは、「左右に移動してボタンを押して攻撃」これだけである。

エースコンバットのようなゲーム性を期待していたので、これには非常にガッカリした。

他のミニゲームはもっと単純だったり、とにかく必要性を感じない。

遊べるゲーム機について

本ゲームはPSP専用タイトルになっている。

中古でソフトを購入したら、必ずPSPが必要になります。

中古のPSPは案外安価で購入できるため、フリマサイトをチェックしてみると良いと思います。

RG35XX H とR36Sでの動作

RG35XX H と R36S ですが、PSPよりも画面が小さい上に画面の発色も良いため、PSPで遊ぶよりもグラフィックがキレイに見えた。

画面サイズの小ささがメリットになるので、3.5インチという画面サイズはレトロゲームを遊ぶ際には絶妙なのだと実感した。

RG35XX H では当然快適に動作しますが、R36Sでも非常に快適に動作します。

動作が軽く、お手軽にエウレカセブンの世界を楽しめるのは、このタイトルの魅力でしょう。

重い処理が一切ありません。

レトロゲームはエミュ機がオススメ

レトロゲームを遊ぶのであれば、今ならANBERNIC RG35XX H がオススメ。

コスパが非常に良くて、PSPまでが動作するエミュ機です。

画面もキレイですし、作りが非常に良いので価格以上の高級感がある。

詳しくは、以前のレビュー記事を見てみてください。

安心を求める人は、公式サイトから購入されてください。(本体価格+送料がかかります)

お安く購入したい場合、AliExpressのセール時に購入するのがオススメ。

AliExpressを使ったことが無いという人は、初心者向けにコチラのページで解説しています。

http://ninjin-game.com/aliexpress/

急ぎの場合は日本のAmazonでも購入して良いと思います。(製品ページはコチラ

エミュレーターで遊ぶには

エミュレーターで遊ぶためには、ゲームデータを【吸い出す】必要があります。

吸い出しは、ゲーム機本体にCFW(カスタムファームウェア)を導入するか、ダンパーと呼ばれる機材が必要です。

PSPやPS Vita等であればCFWの導入、ゲームボーイ等であればダンパーを用意するのがいいでしょう。

ダンパーの価格は対応カセットの幅により様々ですが、AliExpress等でお安く購入できます。

AliExpressを使ったことが無いという人は、初心者向けにコチラのページで解説しています。

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PS VitaのCFW導入については、コチラのページを御覧ください。

ゲームの吸い出しですが、吸い出しは必ず手元にあるゲームだけにしてください。

そして、手元に無いゲームのデータは必ず削除してください。

吸い出しは、あくまでゲーム機本体が手に入らなくなった、ゲームソフト本体が劣化してきて壊れそう等の場合の対応であり、あくまでレトロゲームを個人的に楽しむものです。

違法な受け渡し、違法な販売・購入、違法ダウンロード、違法にアップロードは絶対にやめましょう。

総括

ストーリーがフルボイスで楽しめるというのは、なかなか胸アツな体験でした。

ほぼレントンの一人喋りですが、まあ仕方ないと妥協できる。

しかし、”ゲーム”として考えると、このエウレカセブンは間違いなく駄作に分類されます。

ゲームとしては、何一つ楽しくありませんし、やりこみ要素もありません。

いっそ、紙芝居でもいいので話をフルで収録してくれればよかったのにと思う。

エウレカセブンのファンであれば、コレクションとして持っておくのは有りかなというぐらいです。

対象年齢

全年齢

オススメ度

★☆☆☆☆

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