ANBERNIC RG40XXHのMoonlightの画面のアスペクト比がおかしくて縦に伸びていたのでCFWを導入して解決しました

RG40XX H の Moonlight で困った

縦伸びした画面表示

ANBERNIC の Linux系のゲーム機には、Moonlight が入っている。

Moonlight とは、PCのリモート操作アプリだ。

これが RG40XX H と相性が非常に良いので率先して使っている。

RG40XX H のボタン配置、4インチという丁度いい画面、これがPCゲームのリモートプレイにスゴく良い。

RG40XX H でのリモートプレイに慣れてしまうと、もう他のゲーム機でリモートプレイをする気にならない。

それぐらい素晴らしい。

ゴロゴロしながら、好きな場所でPCゲームが快適に遊べるなんて快感です。

だがしかし、如何せん RG40XX H の Moonlight が今一歩なのだ。

残念で仕方ない。

どう頑張っても、PCの画面が”縦長”に伸びてRG40XX H に表示されてしまう。

気にしなければいいのだが、やっぱりどうしても気になってしまう。

今回は、この縦長画面をどうにかしてみたという話。

公式ファームウェアではダメだった

大体、なんでPCの画面がRG40XX H の画面では縦に引き伸ばされて表示されるのか、徹底して調査をしてみた。

PCで動かしている Sunshin が悪いのか、それともRG40XX H が悪いのか、それとも Moonlight が悪いのか。

とにかく原因と解決策を探ってみる。

検証環境

  • 配信元:Windows10、11
  • 配信ツール:Sunshine
  • 配信先:RG40XX H
  • クライアント:公式ファームにインストールされた Moonlight

検証結果

Sunshinのログを確認したり、仮想モニターを設定したり、色々な機器を使用して検証を行ってみた。

検証結果を簡潔にまとめると、

  • Sunshineに問題は無い(画面解像度でストリームできている)
  • モニターのアスペクト比に関係なく縦に伸びてしまう
  • 配信元が16:9の解像度の場合のみ、RG40XXHでは全画面表示
  • 配信元が16:9以外の解像度の場合、RG40XXHでは左右に黒帯が入って表示される

このような結果になった。

配信元であるPC(Sunshine)に問題がある可能性は限りなく低い。

つまり、クライアント側であるRG40XX H の Moonlight に問題がある。

恐らく、RG40XX H の Moonlight では映像受信の解像度が16:9になっており、画面表示の設定が画面比率無視のフルスクリーンという設定なのだろう。

Moonlight の設定ファイルが無い

では、RG40XX H の Moonlight の設定ファイルを編集すれば問題は解決するのではないか。

僕はそう思った。

しかし、どこを探しても設定ファイルが見つからない。

設定ファイルが見つからない以上、どうやっても改善はできない。

どうなっているんだ、RG40XX H よ。

これは困ったぞ。

CFWで解決した

結局、公式ファームウェアの Moonlight で意図した動作をさせることは難しいと僕は判断した。

解決するためには、PortMaster を使用して Moonlight New をインストールするのが早いのではないかと考えた。

しかし、RG40XX H の公式ファームに PortMaster を導入する手段が見つからない。

やってはみたものの、画面がブラックアウトしてクラッシュしてしまった。

手強いぜ、ANBERNIC!

muOSを導入した

muOS

Moonlight New を使用するには、もうカスタムファームウェアを導入するしか無い。

そこで僕が目をつけたのが muOS だ。

muOS であれば、やりたいことができそうだった。

インストールは簡単で、公式WEBサイトからOSイメージをダウンロードして、microSDカードに焼くだけ。

microSDカードへのイメージ書き込みは、Win32 Disk Imager を使いました。

あとは、OSの入ったmicroSDカードをTF1スロットに挿して電源を入れれば muOS が起動する。

muOS 、起動が爆速でビックリした。

そして、最初から Moonlight New がインストールされているのが嬉しい誤算だった。

Moonlight New なら、IPアドレスを記憶してくれるので公式ファームウェアの Moonlight と違っていちいち入力しなくて済む。

超快適です。

画面の表示も意図したアスペクト比になってくれて、ゲームの没入感が圧倒的に増した。

これからは、普通にレトロゲームを遊ぶ際は公式ファームウェアが入ったmicroSDカード、リモートでPCゲームを遊ぶ際はmuOSのmicroSDカードというように、挿し替えながら RG40XX H を楽しもうと思う。

以前の記事を参考にしてね

Moonlight を快適に遊ぶためのポイントなどは、以前の記事を参考にしてみてください。

公式ファームの Moonlight が改善しないかな

僕は、ANBERNIC の公式ファームウェアが結構好き。

UIが分かりやすくて遊びやすいんですよ。

なんだかんだ、一番スマートなOSだと思っている。

公式ファームウェアを使い続けたいので、公式ファームウェアに入っている Moonlight を Moonlight New 差し替えて欲しいと思ってしまう。

せめて、PortMaster が動くようになれば・・・。

RG40XX H は L2R2ボタンが縦並びになったので、PCゲームと相性がとても良い。

だからこそ、これから改善されてくれないかなと切に願う。

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