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PSPのCFW導入が激簡単になった

僕、PSPが発売されたと同時に購入して、現在まで大切に遊んできました。
元気に動いてくれているのですが、そろそろ不具合が起きても不思議じゃないと感じています。
なので、カスタムファームウェアを導入して、ゲームをISO起動させたりして、故障や不具合に備えておきたいと思う。
今、PSPのカスタムファームウェアの導入ってスッゴく簡単。
昔からは考えられないぐらい楽ちんです。
ファイルをダウンロードして、メモリースティックに配置して、PSPから起動する。
これだけです。
カスタムファームウェアを導入すると、ゲームのISOファイルを直接起動できるので、ゲームのロード時間がUMDに比べて激速になるなどの恩恵があったり、UMDの入れ替え作業が発生しないなど、ゲーム体験の質が上がること間違いなし。
っということで、カスタムファームウェアの導入をやっていきたいと思います。
必要なモノ
- PSP
- パソコン
- メモリースティック変換アダプタ
- microSDカード
純正のメモリースティックを所持されている方は変換アダプタやmicroSDカードは不要です。
メモリースティック変換アダプタについて

microSDカードをメモリースティックに変換してくれるアダプタ。
製品によっては、32GBまでしか対応していないものがあるので注意してください。
僕は、コチラの製品を購入して、問題なく64GB以上のmicroSDカードが使えています。
今回の作業には関係ありませんが、もしメモリースティック変換アダプタを購入される際に、ついでにPSPのバッテリーも合わせて購入される方もいるかもしれません。
バッテリーは圧倒的にROWA JAPANがオススメ。
ROWA JAPANのバッテリーセルは信頼できると思っていますし、僕はカメラ機材などで長年ROWA JAPANのバッテリーを使用していますが、それが原因で機材がダメになったという経験も無い。
参考までに、ROWA JAPAN製のPSP互換バッテリーの製品リンクを貼っておきます。(コチラ)
導入手順
microSDカードをフォーマット

microSDカードはFAT32でフォーマットをしてあげます。
64GB以上のmicroSDカードになると、通常はexFATでしかフォーマットできません。
そこで、I-O DATA ハードディスクフォーマッタを使用します。
これで、64GB以上のmicroSDカードがPSPでも認識されるようになる。
PSPでmicroSDカードをフォーマット

これは別にしなくてもいいのですが、PSPでフォーマットを実行すると、microSDカード内に必要なフォルダが自動作成されるので、楽といえば楽。
[設定] – [本体設定] – [メモリースティックのフォーマット]
でmicroSDカードのフォーマットを実行してください。
このとき、もし32GB以上のmicroSDカードを使用されていて、PSPがメモリースティックを認識しないようであれば、購入されたメモリースティック変換アダプタが32GB以上の容量に対応していない可能性が高いです。
メモリースティックが入っていません的なメッセージが出ると思います。
ARK-4をダウンロード
今回使用するカスタムファームウェアはARK-4です。
下記より、最新のバージョンをダウンロードしてください。
https://github.com/PSP-Archive/ARK-4/releases/tag/rev180
「ARK4.zip」をダウンロードすればOK。
ダウンロード後、圧縮ファイルを解凍してください。
ARK-4のファイルをmicroSDカードに配置
microSDカード内に、以下のフォルダがあるか確認。
無ければ、フォルダを作成してください。
- 「PSP」→「GAME」
- 「PSP」→「SAVEDATA」

フォルダが作成できたら、解凍したARK4フォルダ内にある
- ARK_01234フォルダ
を「PSP」→「SAVEDATA」フォルダ内にフォルダごとコピー

次に、解凍したARK4フォルダ内にある
- 「ARK_Loader」フォルダ
を「PSP」→「GAME」フォルダにフォルダごとコピー
最後に、解凍したARK4フォルダの「PSP」フォルダ内にある
- 「ARK_cIPL」フォルダ
を「PSP」→「GAME」フォルダにフォルダごとコピー
PSPをアップデート

PSPのファームウェアを6.61へアップデートします。
ネットワークアップデートでも良いですし、アップデートファイルを拾ってきてアップデートをしても、どちらでも大丈夫です。
アップデートファイルは、PSPのメモリースティック内にあるフォルダ
「PSP」→「GAME」→「UPDATE」フォルダに配置してください。
※フォルダが無ければ作成
※ファイル名は「EBOOT.PBP」にすること
CFWのARK-4を起動させる

それでは、いよいよカスタムファームウェアを起動させます。
PSPのメニューから
「ゲーム」→「メモリースティック」→「ARK Loader」を起動
これだけ。
PSPの「本体情報」を確認すると、「6.61 ARK-4 Live」となっているはず。
ARK-4の永続化

実は、このままではPSPの電源を落とす度に公式ファームウェアに戻ってしまいます。
その都度、ARK Loaderを起動しなくてはいけない。
それでもいい人は、気にしなくて大丈夫。
しかし、「もうカスタムファームウェアしか使わないんだ!」という人は、PSPを再起動させてもARK-4が維持された状態にしてあげると便利です。
「ARK Loader」を起動させた状態で、
「ゲーム」→「メモリースティック」→「ARK cIPL Flasher」を起動

起動後、メニューが表示されます。
「Press x to install cIPL」を選択します。
すると、PSPの内部フラッシュにカスタムファームウェアが書き込まれます。
公式ファームウェアに戻したい場合は、同じく「ARK cIPL Flasher」を起動させてアンインストールを選択するといいみたいです。
ゲームデータのISO起動

カスタムファームウェアといえば、ゲームデータであるISOファイルを直接起動できるのが便利。
ゲームデータは、iso tool で吸い出しが可能。
解凍したiso tool のフォルダ内にある「PSP」→「GAME」フォルダ内のiso tool フォルダをPSPのmicroSDカード内である「PSP」→「GAME」フォルダにコピーすればOK。
ISOファイルの保存と起動

吸い出したゲームデータは、microSDカードのルートフォルダ(一番上のフォルダのこと)に
- 「ISO」フォルダ
を作成して、その中にゲームのISOファイルを保存します。
あとは、PSPのメニューから
「ゲーム」→「メモリースティック」
と選んでいけば、保存したゲームが一覧に表示されているはずです。
ゲームデータの取り扱いについて
ゲームの吸い出しですが、吸い出しは必ず手元にあるゲームだけにしてください。
そして、手元に無いゲームのデータは必ず削除してください。
吸い出しは、あくまでゲーム機本体が手に入らなくなった、ゲームソフト本体が劣化してきた等の場合の対応であり、あくまで個人的に楽しむものです。
違法ダウンロード、違法にアップロードは絶対にやめましょう。
総括

カスタムファームウェアを導入したPSPですが、めちゃめちゃ便利になりました。
microSDカードの価格も非常に下がっているので、PSP全盛期の頃と比べてカスタムファームウェアを満喫する環境が2025年は整っている。
いや、むしろ2025年こそPSPの全盛期なのかもしれない。
それぐらい快適ですし、PSPは2025年に遊んでも面白いゲーム機だった。
PSPは年代問わず遊べる名作タイトルも多いのが良いですよね。
PSP本体の中古市場は価格上昇が著しいので、気になっている方は早めに購入をして遊んでみるといいかもしれません。
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